2026年GW、万博記念公園で開催された 「麦食音祭」 に4日間通い詰めました。
関西万博が閉幕してから、私はそれなりに「万博ロス」を引きずっていました。あの頃の熱気、世界中の料理、知らない言語の飛び交う空間。
それが日常から消えてしまった寂しさ。
そんな中で開催されたのが、麦食音祭。

万博で生まれた国際交流や文化、余韻を楽しみめるイベントの総称である「アフター万博」。麦食音祭はまさにそのアフター万博イベントです。
GWの4日間(5/3〜6)毎日通った私の記録を、まずは全体感、そして1日ずつの順で残しておこうと思います。
麦食音祭ってなに?
詳しい開催概要・出店情報は別記事にまとめてあります。
ざっくり言うと、万博記念公園のお祭り広場で、世界各国のキッチンカーや雑貨店、ステージイベントが集合する野外フェスティバル。関西万博で人気だったお店が再集結する、いわば 「万博の同窓会」 みたいな空間でした。
4日間通って思ったこと
① 混雑と天候——お昼になるほど、人が増えていく
初日(5/3)は 9時半に万博記念公園駅に到着して、券売機もスムーズ。麦食音祭開場のお祭り広場も適度な人の量。万博の終盤を知っている身からすると、人口密度がとっっても快適でした。あれだけ必死で並んで、何時間並んだか覚えていないクウェートキッチンのラムマクブースを、待ち時間なしで買えてしまう。合計7時間以上かけたサウジアラビアの料理も数十分で買える。これは事件です。最高です。
毎日開場直後は快適な人口密度で本当に最高でした。人気どころは朝から並んでましたが(笑)スパークグッズとサーキュラーちゃんブースはいつ見ても列がありました。流石ですね。
そして3日目(5/5)はミャクミャク効果なのか1番混んでました。万博記念公園入口のミャクミャク撮影列も、この日が最高の長さでした。
しかしこの時期は暑くなったり寒くなったり…羽織もの・水分は必携ですね。
② 中東ラム肉沼——「ラムってこんなに美味しいんだ」
今回の麦食音祭で改めて思い知ったのが、中東のラム肉、やっぱり好きすぎるということでした。
関西万博の頃から、私は中東のラム料理に魅了されていました。サウジアラビアの 「ハニース」、クウェートの 「ラムマクブース」。塊で出てきて、一見硬そうなのにスプーンでもほぐれるホロホロ食感。脂が乗っていて、香りがあって、ご飯と合う。

それまでラムを食べる機会がほぼなかった私が、「ラムってこんなに美味しいんだ」と気づいたのが関西万博でした。
麦食音祭でも、しっかりと美味しかったです。
そして衝撃だったのが、関西万博本番で2、3時間並んで食べたクウェートキッチンのラムマクブースが、待ち時間なしで買えてしまうという体験。あれだけ並んでありつけた料理が、こうも気軽に手に入るとは。

そしてDay 2のサウジ。
サウジのラムカブサ滑り込みセーフ事件——ラムカブサください。って言ったら、あと20分くらいかかります。って言われて。
そんならちょっと日陰に座ってようかなと思い一回離脱して座ってたんですが、遠目から列が形成されていることに気づきました。慌てて並んだんですが、20人以上すでに並んでて……まさかの最後の一人で滑り込みセーフ。私の前の人が買った瞬間に「ラム終わり」って聞こえてきて。そんな!って思ったら私が最後の1人でした。心臓に悪い(笑)
なんとかゲットしたラムカブサ、期待通りの味で、めちゃめちゃ美味しい。ラム肉柔らかい。

サウジのラムカブサは、ちょっと癖はあるけれど、ラム肉と中東っぽい香りのご飯がよく合っていて、私はかなり好きでした。…とは言ってもスパイス系(マクブースやカブサに入っているやつ)はいまだに少し苦手で、より分けて食べているのですが…(笑)
でもカルダモンの香りはかなり慣れてきました。むしろ「美味しいかも」と思える域に到達。これは食べ続けたら他のスパイスも克服できるかな?
③ 4日間で食べた料理ダイジェスト
ラム肉以外にも、ハズレのない料理ばかりでした。
| 国・お店 | 食べたもの | ひとこと |
|---|---|---|
| クウェート | ラムマクブース | ラム肉最高 |
| アメリカ | スパークバーガー | 朝ビールと共に |
| ドイツ | ホフブロイ・ヴァイツェン | 朝ビール最高(仕事ない日限定) |
| サウジアラビア | ラムカブサ | ホロホロで脂がのっててほんとにラム肉最高 |
| トルコ | ビーフケバブ | ラムが食べたかったけどビーフも安定の美味しさ |
| タイ | パッタイ+バーベキューチキン | スイチリどっぷりで幸せ |
| HAIN(フィリピン) | レチョンビサヤ | 2時間並んだ(後述) |
| ネパール | セクワ(タンドリーチキン)/明太チーズナン | セクワは少し辛いけど許容範囲、明太チーズナンとセットで完璧 |
満腹、また満腹。「胃袋が足りない」を4日間ずっと思ってました。
ちなみにDay 3の HAINのレチョンビサヤはちょっとした事件でした。来てすぐ(言うて10時くらいですが)並んだのに、結局2時間並ぶことに。前日まで折り畳み椅子を持ってきていたのに、「使わないから」と置いてきた当日に限ってこれ。

ただ、レチョンビサヤは関西万博で3回食べたほど大好きで、初日(私が行けなかった日)とこの日しか出ないらしく。並ばない選択肢はなかった。お腹ペコペコで食べたレチョンビサヤは、最高でした。
でも実は次の日もHAINのキッチンカーありました。そして行列が出来てました。
④ お菓子・デザート部門——バクラバ食べ比べ
今回の麦食音祭でバクラバにハマりました。パイ生地の間にピスタチオやくるみが挟まっていて、シロップに浸してあるお菓子。噛むとシロップがじわっと広がる、けど思ったほど甘すぎない。これが、本当に美味しい。
4日間で食べたお菓子・デザートを並べると、
- ヨルダンのバクラバ(くるみ/ピスタチオ)——個人的にはピスタチオの方が好き
- エジプトのカハクーーショートブレッドっぽいホロホロのクッキーみたいなの。デーツ入りとプレーン
- ヨルダンのデーツシェイク——シナモンみたいな香り、甘さ控えめで飲みやすい。明日また買おうかなと思うレベル。

- ヨルダンのデーツパイ
- トルコ雑貨店のバクラバ(ピスタチオ)
- ポルトガルのエッグタルト

- アラブブリーズ デザート3点セット(デーツそのもの/デーツのナッツ詰め/ローズデーツトリュフ)——デーツそのものを初めて食べました。甘い
- ヨルダン:バナナデーツシェイク/ココナッツのバクラバ

- アゼルバイジャン:リベンジ出来ました!アゼルバイジャンのお菓子!!実に約1年ぶりの悲願!ケテ(カルダモンとくるみの香り、味覚がカルダモンに慣れたのかな、普通に美味しい)/バフラバ(言語によって少しずつ発音が変わるの面白い、ヨルダンのよりジューシーじゃないけどすっごい胡桃の味)/ムタキ(バフラバの後に食べたのはミス、甘さ控えめに感じてしまった)/バナン(少し日持ちするので翌日に食べました。甘さ控えめでチーズが入っててとってもおいしい)

- デゲ——再会の一品。ヨーグルトの中にクスクスが入ったアフリカのデザート。これかなり好きなんです。でもかなりお腹に溜まる。

「デザートは別腹」という嘘を、満腹を超えた満腹で実感し続けた4日間でした。
⑤ グッズ部門——サーキュラーちゃん2体お迎え
サーキュラーちゃん(ドイツパビリオンのキャラクター)を、4日間で2体お迎えしました。
- Day 1:ピンク——列に並んで20分で買えた。思ったより短い時間で買えました。

- Day 3:白+帽子——帽子は裏もかわいくて、ドイツパビリオンって感じのデザイン
Day 2の合間に ららぽーとEXPOCITYまで足を伸ばしてみたら、ミャクミャクグッズと太陽の塔のグッズが若干ありました。若干。
スパークグッズは今回は並ぶタイミングがなく、諦めました。
⑥ ミャクミャク降臨(Day 3)
3日目、ミャクミャクが会場にやって来ました。
ステージ前は人だかり。こんな朝早くからみんな頑張るなあと思ってたら10時にミャクミャク登場!こんな時間から来るんだ!ってちょっとびっくりしました。私はちょうどHAINの列に並んでいる最中だったので、人混みでほぼ見えませんでしたが(笑)。それでも、ミャクミャクの存在そのものが 「ああ、万博は終わってないんだ」 と思わせてくれる、不思議な感慨がありました。
⑦ 万博記念公園そのもの——EXPO’70パビリオンと国立民族学博物館
Day 2は仕事のない日で時間に余裕があったので、麦食音祭の合間に EXPO’70パビリオン と 国立民族学博物館 にも足を運びました。
EXPO’70パビリオンは、1970年の大阪万博の記憶を保存した展示施設。鋼鉄館のスペースシアター、黄金の顔や色々なパビリオンの制服、関西万博のピンバッジまで展示されていて、思った以上に感慨深い空間でした。
ここは語りたいことが多すぎるので、別記事にまとめます。
国立民族学博物館は、世界中の民族文化を膨大なボリュームで展示している施設。真面目に見たら一日いても足りないくらい。今回は流し見で全体を眺めただけですが、それでも見応えがありました。万博記念公園、思っていたよりずっと広いんですね。
各日ハイライト
ここからは、4日間それぞれのハイライトを残しておきます。
Day 1(5/3 GW初日)——「待ち時間なしで買えてしまう」
- 9:30 万博記念公園駅着、券売機スムーズ
- 関西万博で2、3時間並んだ料理が待ち時間なしでゲットできる衝撃
- ポルトガルのエッグタルト、待ち時間わずか数分
- サーキュラーちゃん(ピンク)を10:20から並んで20分で購入
- ヨルダンのデーツシェイクは精算列が長くて諦め、代わりに デゲを購入
- 「人口密度がとても快適」が4日間通しての第一印象
万博の混雑を知っている身としては、この空気は本当に夢のようでした。
Day 2(5/4)——朝ビール、EXPO’70、ラムカブサ滑り込みセーフ
仕事のない日。それすなわち、朝からビールを飲める日。
- 9:30会場入り、朝一はスパークバーガー+ヴァイツェンで乾杯

- 「今日ビールを飲まずしていつ飲むんだ」を実行
- 日が陰ると肌寒い天候
- 時間に余裕があったので、EXPO’70パビリオンへ。1970年の万博の歴史を感じる展示、隣のおじちゃんの「こんなだったねえ」という会話。「関西万博もいつか、こうして振り返れる施設が出来るといいな」という気持ちがじわっと押し寄せる
- 続けて国立民族学博物館を流し見
- 麦食音祭会場に戻って、ヨルダンのデーツシェイク+バクラバを購入
- サウジのラムカブサを買おうとしたら売り切れ、「1時間後に出来るよ」と言われ、ららぽーとEXPOCITYへ寄り道
- 戻ったら「あと20分」油断してたら列形成に出遅れ私の前の人が買った瞬間に「ラム終わり」——
- 「マジか」「え、一人前で売り切れたの?」と思ったら、私が最後の一人
- ギリギリ滑り込みセーフのラムカブサ、ほろほろのラム肉と中東スパイスのご飯、期待通りの味
家に帰って バクラバ(くるみ/ピスタチオ) を食べて、Day 2終了。
Day 3(5/5)——モノレール混雑、レチョンビサヤ2時間並び、ミャクミャク降臨
- モノレール激混み、ミャクミャク効果かな
- 行動時間は前2日より30分遅め
- 万博記念公園入口のミャクミャク撮影列、3日間で最高の長さ
- 昨日(Day 2)の打って変わってめっちゃ暑い
- HAIN(レチョンビサヤ)に2時間並ぶ——折り畳み椅子を抜いてきた日に限ってこれ
- 並んでる最中にミャクミャク降臨、人混みで見えないけど頭のてっぺんだけぴょこぴょこ見える。
- 朝ごはんを食べていなかったので空腹マックスでレチョンビサヤを食べたら、最高
- アゼルバイジャンのお菓子リベンジ成功(ケテ/バフラバ/ムタキ/バナン)
- サーキュラーちゃん 白+ドイツ館の帽子を購入
- ネパール屋台でセクワ+明太チーズナン——ネパール屋台、3箇所くらいなかった?(笑) 万博でもネパールは飲食店いっぱい並んでたよね

- 満腹なのにモロッコでバナナデーツシェイク+ココナッツのバクラバを投入、自分で笑う
- 「満腹にも程があるぜ」で退散
明日の目標:朝一でサウジに並んでラムカブサをもう一度。
Day 4(5/6 GW最終日)——4日間で一番早く着いた朝
- 4日間で一番早く会場に到着
- なのにスパークグッズはすでに行列、公園内の人影はまばらなのに、みんなすごい
- 人気のお店はどんどん並ぶ、サウジとHAINに長い列
- 11時までしかいられない……
- サウジは諦め、トルコのビーフケバブで1食目(ラムが食べたかったけどビーフは安定)
- ポルトガルのエッグタルト、トルコ雑貨店でバクラバ(ピスタチオ)を購入
- ヨルダンのラバナ(チーズ)+バクラバ+デーツパイ
- 2食目はタイのパッタイ+バーベキューチキン——スイチリたっぷりで最高
- アラブブリーズのデザート3点セット(デーツそのもの/デーツのナッツ詰め/ローズデーツトリュフ)が安くなっていたので確保
- 4日通っての結論:何を買ってもハズレがない、幸せ
まとめ:万博ロスの処方箋、それは「アフター万博」
4日間通って思ったのは、麦食音祭は 「万博ロスを抱えた人のための処方箋」 だということでした。
関西万博のあの世界感、世界中の料理、知らない国の文化、ミャクミャク——その断片を、こうして公園の広場で再び味わえる。完全には戻ってこないけど、確かに「続いている」と感じられる空間。
しかも、
- 待ち時間が短い(万博に比べたら待ってないも同然)
- ハズレがない(出店している国・お店が全て「美味しい」ところばかり)
- 万博記念公園そのものの魅力(EXPO’70パビリオン、国立民族学博物館、太陽の塔)
これだけ揃っていて、入場料も万博より安く、4日間通っても飽きない。むしろ胃袋が足りないという幸せな悩みだけが残る。
EXPO’70パビリオンの感慨については、別記事で詳しく書きます。
次にアフター万博系のイベントが開催されたら、また通います。横浜花博にも、もちろん通います。万博のあの感覚、まだ全然引退できそうにないので。



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